好き#12 『Pierrot(PIERROT)』

PIERROTがサブスク解禁されて少し経ち、俺の中のPIERROT熱は完全に再燃していた。
というか現在進行形でコピバンやってたり今年も別のセッションでライブしたりと、そもそも下火になっていないんだけども。

とにかく。こういうタイミングなので自分の中のPIERROTへの思い入れを改めて残しておこうと思ったわけです。
とはいえ「何から言っちまえばいいのか…」という感じだったので、AIさんの力を借りることにしました。


先日、ヴィジュアル系バンド「PIERROT」の音源がサブスク解禁されました。

ついてはPIERROTについて語りたいので、盛り上がるKEY WORDになるような質問を10個考えてください。ANSWERするので。

それでは、PIERROTについて盛り上がる質問を10個用意しました!どうぞお楽しみください。

  1. PIERROTの楽曲の中でお気に入りの曲はありますか?その曲が好きな理由を教えてください。
  2. PIERROTのメンバーの中で、一番印象に残るメンバーは誰ですか?その理由を教えてください。
  3. PIERROTのライブに行ったことがありますか?行った場合、最も印象に残ったライブの瞬間は何でしたか?
  4. PIERROTの音楽があなたに与えた影響や感銘を教えてください。
  5. PIERROTのアルバムの中で一番好きな作品は何ですか?そのアルバムが好きな理由を教えてください。
  6. PIERROTのイメージについて、あなたが感じる特徴や魅力は何ですか?
  7. PIERROTの楽曲の中で、一番エモーショナルな曲は何だと思いますか?その曲がなぜエモーショナルなのか教えてください。
  8. PIERROTが解散した後、メンバーのソロ活動や他のバンド活動についてどう思いますか?
  9. PIERROTのPVの中で一番印象的なものは何ですか?その理由を教えてください。
  10. PIERROTが活動していた1990年代、当時の音楽シーンにおいてPIERROTはどのようなポジションや影響力を持っていたと思いますか?

どの質問にもお答えいただけると嬉しいです!

答えていきましょう!

1.PIERROTの楽曲の中でお気に入りの曲はありますか?その曲が好きな理由を教えてください。

『screen1.トリカゴ』。ビジュアル系で1番カッコいい曲だと思うからです。

2.PIERROTのメンバーの中で、一番印象に残るメンバーは誰ですか?その理由を教えてください。

それぞれ好きですが、やっぱりキリトさん。世界観を作っているクリエイティブマスターですから。
そしてPIERROTの曲は組曲形式というか。1つの世界観を2曲以上で表現したり、アルバム全部で表現したりっていうことがあるけど、キリトさん自身も2面性があるのかなと。

ライブでの一糸乱れぬ振り付けなんかを指して「宗教的」って言われたりしますけど、それで言ったらキリトさんは教祖。カリスマ。
なんだけど、周りのピエラー…というか、キリターさんがキリトさんを語る時、なんか、お母さん目線というか…。「こないだのライブであの子がまた〜」みたいな。俺の周りだけなのか?
でも、カリスマ性とかわいげの二面。崇められてかわいがられて。っていうのを同時に成立させられるのが魅力なんじゃないかなと。個人的には思っています。

3.PIERROTのライブに行ったことがありますか?行った場合、最も印象に残ったライブの瞬間は何でしたか?


あります!とは言っても、リアルタイム当時ではなく、復活ライブと第1回目のアンドロジナスです。

最も印象に残った瞬間は…復活ライブの3曲目『PSYCHEDELIC LOVER』かなあ。
正直、ロクにフリを知らずに行ったんです。だから、本番で前にいる方のマネをしようと。
そう思ってすぐ前のお姉さんだけ見てやってたんですけど、曲の途中で周りと見比べたら明らかにそのお姉さんのテンションは周囲と違ってて。みんなが100やってる中、200くらいのテンションでやってて。スゲ〜〜〜!!ってなった。
だから印象に残ってます。そのお姉さんの印象ですけど。

4.PIERROTの音楽があなたに与えた影響や感銘を教えてください。

与えた影響…。
特にメジャー初期までくらいがそうなんだけど、奇妙な音階とか、リズムとか。他のジャンルでも聴いたことがないような。衝撃でしたね。それがしたくて未だにコピバンやってるくらいですから。
あと、自分の曲でも組曲形式というか、1つの世界観を2つの視点で…みたいなのは挑戦しました。

5.PIERROTのアルバムの中で一番好きな作品は何ですか?そのアルバムが好きな理由を教えてください。

これはその時の気分によるんだけど…。
サブスク解禁されてから一番聴いてるのは『PRIVATE ENEMY』。
出す音源それぞれコンセプチュアルな部分はあると思うけど、前作の『FINALE』が創造されていく世界の広がりを感じさせるなら、『PRIVATE ENEMY』は人間の内面に潜む業を煮詰めたような曲というか。

関係ないけど、浦和ナルシスの事務所に貼ってある色褪っせ褪せの『パンドラの匣』ポスターを見ると実家に帰ってきた感じある。

6. PIERROTのイメージについて、あなたが感じる特徴や魅力は何ですか?

さっきも書いたけど、奇妙な音階とか、リズムとか。ドラムなんて、どこでも聴いたことがないようなフレーズがバシバシ出てきて衝撃でした。
その上で作り込まれた世界観が広がっていて、聴いてるだけで曲ごとに違う景色を体感できるような。それが魅力ですかね。
歌も個性的で。あの世界を表現するための歌。

だけどラジオはラジオでそういうの全然関係なくただ面白いっていう。何だったら最初にPierrotを知ったきっかけ、ラジオだし。
TBSラジオの深夜1時から。月曜伊集院光、火曜爆笑問題、水曜コサキンの並びで木曜Pierrotだったんで。当時のラジオが好きな方ならこれがどれだけ異常なことか分かるんじゃないかと思います。

そんな話で終わるのもアレなんでもう一つ音楽で言うと、アレンジはトリッキーなんだけど分解していくと曲の構成自体は割とシンプルだったり、歌メロはキャッチーだったりで。だから最初に「え、ムズ…」が来るけど、その奥の「カッコいい…」がしっかり感じられる。辛さの中に旨味がある。蒙古タンメン的な。そんな魅力でしょうか。

7. PIERROTの楽曲の中で、一番エモーショナルな曲は何だと思いますか?その曲がなぜエモーショナルなのか教えてください。

ライブのノリで言えば『Adolf』とか『蜘蛛の意図』とかなんでしょうけども。
個人的には『AGITATOR』。歌っていると気分が上がってくるんです。シャッフルリズムのイントロから始まって、Aメロ、Bメロと徐々に盛り上がってサビで爆発するような感じ。
アウトロも疾走感…というか実際テンポ上がったりして。俺的エモーショナルですね。

8.PIERROTが解散した後、メンバーのソロ活動や他のバンド活動についてどう思いますか?

Pierrotを聴いていた頃は「この5人はPierrotでしか成立しないバランスなんだ」とか勝手に思っていたけれど、全員がそれぞれの新しいプロジェクトをしてましたよね。それが凄いなって。
ただ、やっぱり音楽っていつ聴くか…とかめぐり合わせもあると思うんです。Pierrotが終わる頃は俺も自分の音楽をやりたい頃だったっていうのもあってか、解散後の音楽はちゃんと聴いてなかったんですよね。

ただ、Pierrot復活の時にTwitterではしゃいでたら「てめぇら今まで離れてたくせにこんな時だけ調子よく戻ってきやがってコラ」的な意見を拝見して。確かに。ってなって、それぞれのプロジェクトを聴きました。

9.PIERROTのPVの中で一番印象的なものは何ですか?その理由を教えてください。

『ラストレター』かなぁ。映像美。桜をイメージした映像が綺麗で。
特攻隊をイメージした世界観で、命を散らし死にゆく側から残していく人への心情を綴った歌詞も良くて。シングルに小説もついてたんだよね。読みました。サブスクだとみんな同じフォーマットでの配信になっちゃうから、こういう仕掛けができてた時代っていうのもいいですよね。

でもそんなラストレター。タイアップした番組が『神出鬼没!タケシムケン』っていう、志村けんとビートたけしのコント番組で。マズいラーメン屋訪問とか勝ち抜きイタコ選手権の後にこの曲が流れてくるという。
Pierrotは他にもたけしさん関係のタイアップあったよね。軍団だったのかな。

10.PIERROTが活動していた1990年代、当時の音楽シーンにおいてPIERROTはどのようなポジションや影響力を持っていたと思いますか?

当時はビジュアル系全盛期で本当に色んなバンドが出てきた時代だったけど、中でも特異だったんじゃないかと。みんな特異ではあったんだけど、その中でも。特に特異。
こんなしっかり世界観打ち出して、奇妙な…っていうとアレだけど、独自色を出してあの規模感で売れたバンドっていない気がします。分かりやすくフォロワーって感じのバンドも、考えた限りあんまりいないし。

やってたことも新しかった。1999年に配信ライブやったり。まだブロードバンドなんて言葉も浸透してない頃に。
あとフェスで洋楽ファンにケンカ売ったりとか…。


言及できてない部分も多々あるだろうけれど、そんな感じ。
長くとりとめのない個人の思い入れを最後まで読んでくれた方、ありがとう。AIさんもありがとう。
気付きましたか。回答の文中「PIERROT」表記が最初の1回しか使われていないことに。すぐ頭の中で「Pierrot」に戻ってしまった。俺は読み返して気付きました。

今年のANDROGYNOSには行けないのですが、行かれる方は楽しんでイカレてください。
そしてもし「聴いたことないけど気になってきた…」という方は、是非聴いてみてください。当時の名曲が今や聴き放題。不公平のないユートピアですから。こちらからは以上です。