『バーコードファイター』の、コロコロアニキ復活版(単行本は俺の段ボールの中で寝てるよ)。
このバーコードファイターは、1992年から1994年までコロコロコミックで連載されていたバーコードバトラーの販促マンガなんですが、色々と当時の人類(コロコロ読者)には早すぎるマンガでした。
革新的な部分はVRバトルの設定とかメカニックのカッコよさとか色々あるのですが、今も語り継がれる最も大きな要素はヒロインについてでしょうか。
上の画像にも出ているセーラー服姿のヒロイン・有栖川桜ちゃん。今で言う「男の娘」なんですよね。しかもそれを半年くらい連載した後でネタバレするという。
主人公の烈くんは、実はそんな桜ちゃんの素性を最初から知った上で受け入れてたし、烈のライバルの改くんも最初こそ事実を受け止められなかったけど、最終回では
こうなっちゃうし。
色々とコロコロ読者(じんるい)には早すぎたマンガなのでした。
で、このマンガが語られる時に必ず出てくる言葉が記事タイトルの「性癖歪んだわー」なわけです。必ず出てきます。必ずです。100%です。この世に絶対はないかもしれませんが、バーコードファイターを語るときに「性癖歪んだわー」がセットで出てくるのは「絶対」なんです。
だがしかし。俺は声を大にして言いたい。「本当に歪んだのか?」と。
お前ら、歪むという言葉をちゃんと理解しているのか?と。
歪むというのは「物の形が、ねじれたりたわんだりして正しくなくなる」という意味だ。他にも意味はあるけれど、少なくとも「性癖歪んだわー」の場合はこの意味だ。
ならば問おう。
「お前たちの心の中には、元々正しい性癖があったのか?」と。
違うだろう?
歪んだんじゃない。お前たちは、ここで性癖を育てられたんだ。そしてお前たちの性癖は、健全に成長したんだ。ただ、スタート地点がちょっと違っていただけで。
それでも「性癖歪んだわー」と言っていいのは、同じ作者先生が描いた続編(パラレル?)の『アナルエンジェル』『アナルジャスティス』の中で、あの頃と少し変わってしまった桜ちゃんを目撃した人間だけなんだよ!分かるか!なあ!なんで俺がこんな熱くなってるのかが分かるか!俺には分からんよ!暇なんですかねえ!