『Slay the Spire(以下StS)』というゲームがある。俺はこのゲームがとても怖い。
怖いと言っても「まんじゅうこわい理論」なので、要は凄く好きということなんだけど。やり始める前から「どうせハマるだろう」と思っていたら、予想の3倍はハマってる。
StSは長くても1プレイ1時間以内、短いとそれこそ5分で終わっちゃうんだけど、それを繰り返してるうちに気づいたら1日終わってることが割とよくある。
この前「俺は春に敗けている」という日記を書いたけど、ベッドで横になって寝たきりプレイを始めてしまったら、暁を覚える前に日が暮れている。
春のStSこわい。
夏も夏で怖い。眠れない熱帯夜の気晴らしで始めたはずなのに、気づいた頃には秋の訪れを感じてしまう。
秋は秋で過ごしやすさが遊びやすさに直結してしまうので、結果マズいことになる。
冬なんて最悪だ。外に出るのも億劫だし、じゃあ何をしますかという話だ。考える必要すらない。
そんなわけで四季折々の怖さがあるStS。
俺はスマホ版から始めてまだ1年くらいだけど、記録を見たらそれでも300時間は遊んでいるらしい。みんなで集まってモンハンやるならまだしも、ソロ専用ゲームでここまで遊んだゲームは初めてかもしれない。StSこわい。
さすがにマズいと思い「遊んでいる間、何か考えごとをしよう」というルールを作った。
当初は「ブログのこと」「ライブのこと」等まだ中身のあるものだったけど、StS自体が思考を必要とするゲームなので、徐々に「おいしいもの」等IQの低いものになっていき、現在は「何も考えないということを考える」という心境でプレイしている。一周回って哲学的な気がする。絶対違うけど。