今週の俺的インターネット

ついに出た、ヴァニラウェア産の新作SRPG『ユニコーンオーバーロード』。
正直、体験版やるまで舐めてました。絶対に楽しめるとは思ってたけど、こんなにのめり込むと思ってなかった。まだ序盤ながら、細部にまで宿った作り手の執念みたいなものをビッシビシに感じながら遊んでます。

というわけでユニコーンオーバーロード特集!

記事

パッと見てキャラクター性はFE、システム面はオウガバトルの影響を感じたけど、実際に遊んでみても大体そんな感じだと思う。でも二番煎じでも劣化コピーでもなんでもなく、このゲームでしか感じられない手触りになってる。
だから色んなオマージュ要素も「パクリかよ…」じゃなくて「待ってました!」って感じ。街を解放して花火が上がったり、セーブ画面の背景がステンドグラス調だったりするのは恐らく『伝説のオウガバトル』からだと思うけど「別にやらなくていい演出だけどやりたいからやりました」みたいな感じが最高。

SRPGだけど、いざ遊んでみると戦闘以外にも結構やることが多い。
素材を集めて、納品して、街を復興して…みたいな。普段なら割と煩雑だと思う要素なんだけど、ジオラマみたいなフィールドをミニチュアみたいなキャラがちまちま走り回る光景を見ながらだと全然楽しい。

なんというか、それ以外にも全体的にこのゲームはちまちましている。
ちまちまとユニット相性を考えながら部隊を編成して、ちまちまとそれぞれの装備を見直して、ちまちまと行動パターンを練り直して…。
まあSRPGなんて基本的にちまちました作業の積み重ねだと言えばそれまでなんだけど、このちまちまが噛み合って戦場で実を結んだ時にメチャクチャ気持ちいい。

俺は常々「開発者インタビューが面白いゲームは面白い」と思っているんだけど、この記事も例に漏れず面白かった。
面白かったし「とんでもねえな」とも思った。冒頭で「作り手の執念みたいなものを感じる」って書いたけど、そりゃこんな作り方してたら執念も怨念も宿るってもんだよな。
今作と同じヴァニラウェアが制作した『十三機兵防衛圏』も本当に素晴らしいゲームだったけど、アレもおかしい作り方してたし。この会社どうかしてるよ。これからもお願いします。

余談。
「好きなスタッフが集まったのに出来が微妙なゲーム」っていうのにもちょくちょく当たることがあって理由がイマイチ分からなかったんだけど、業界の友達に聞いたら「予算」って言ってた。

動画

リュウジさんとのコラボ動画。
ヴァニラウェアと言えば料理の描写が変態なことでお馴染みですが、今作もちゃんと変態でした。それを再現したこのオムライスも美味しそう。
ユニコーンオーバーロードの世界でも、味の素的なモノを使うと親の仇のように叩いてくる軍勢とかいるんだろうか。

以上!
俺はフェブリスの地へ戻ります。それでは。