俺の心の3つの「アニメの”第○話”」

様々なテーマの「俺の心に浮かんだ3つ」を挙げていきます。
今回は「アニメの”第○話”」。作品ではなく、何度も見てしまう好きなエピソード。

『勇者警察ジェイデッカー』第1話「ロボット刑事登場」

あらすじ

小学4年生の友永勇太は、警視庁が極秘裏に開発していたロボット刑事“デッカード”と偶然知り合い、友達になった。いつしか勇太によって、人間の心を理解するようになっていたデッカード。しかし、デッカードは警視庁に配属されることなり、これまでの勇太との楽しい思い出が詰まったデータが消去されてしまうが…。

第1話では、主人公の勇太くんがロボット刑事・デッカードと出会い、なりゆきで事件を解決してロボット警察隊のボスになるまでが描かれているのですが、これがまあ「こんなに詰め込んでいいの?」といった具合の全部盛りで。
出会い・別れ・喪失・再生・友情・信頼・家族愛・アクション…20分ちょっとに全部入ってて、感情の全部が揺さぶられる。フラグも綺麗に回収してくれて観終えた後の満足感が凄いし毎回泣いちゃう。

ジェイデッカーはそれからもカッコいい仲間が増えたり勇太くんが勇子ちゃんになっちゃったりする楽しい作品なんだけど、それもこれもこの1話あってこそだと思います。

『ガンダムビルドファイターズ』第15話「戦士(ファイター)のかがやき」

『ビルドファイターズ』はガンダムの名前を冠してはいるけどリアルな宇宙戦争モノではなくて、ガンプラバトルを題材にしたホビーアニメです。
特に1作目は好きなエピソードだらけなんですが、中でもこの15話。

あらすじ

セイとレイジ組の次の戦いは、勝つことが絶対条件――しかし、最終ピリオドで対戦する相手は、なんとイタリア代表のリカルド・フェリーニであった。第7ピリオドまでを全勝しているフェリーニは、最終予選の結果を待たずに、予選通過を確定させている。フェリーニは思案する。セイたちに華を持たせ、自機を温存するためにもわざと負けるか、それとも…。様々な感情を抱えつつ、フェリーニはスタービルドストライクと対峙する――!


主人公たちがガンプラバトルの大会で決勝に勝ち上がるため「絶対に負けられない戦いがここにある」的なエピソードなんだけど、その対戦相手がフェリーニさんっていう今まで仲良くしてた兄貴分的存在で。しかもフェリーニの兄貴自体は既に決勝に行くことが決まってるから勝っても負けてもいいんだけど…どうするフェリーニ?っていう。

普段はTHE・伊達男って感じのフェリーニさんが、手を抜いてもいい戦いで、可愛がっている後輩にガチンコで立ち向かう姿がめちゃくちゃカッコイイのよ。そんでまたフェリーニの過去の話なんかも絶妙なタイミングで挟んでくるし。当然のように中村悠一さんの演技も最高なんだよな。
当然のように最高の演技をされちゃうとこっちも困るんですけどね。でもありがとうございますって感じですよ。

で、この話はそこで終わりじゃなくて。
そんな最高の戦いを繰り広げた後のCパートがまた「良かったねえええ」ってなるんだよ…ガンプラバトルってこうじゃなくちゃ、と。経験したこともない架空のホビーに対してこんな気持ちを抱くなんて思ってなかったわ。
1話通してホビーアニメの良さが全部詰まってる。

『人造昆虫カブトボーグVxV』第41話「裏切りの序曲! ノイズ・アンド・ファンタスティック・ハーモニー」

カブトボーグは現実のホビーを題材にした作品で、中でもこの41話は「マンソン回」と呼ばれるエピソードです。
あらすじはこんな感じ。

あらすじ

ボォォォォォォォォグバトォォォォォォォォ!!
それは熱きボーグバトラーたちの戦い!

ボォォォォォォォォグバトォォォォォォォォ!!
それは人生の縮図!男のロマンである!

続きです。

あらすじ

いつもの4人(リュウセイ、勝治、ケン、そしてマンソン)がロイドの店にたむろしている。そこにビッグバン達が公園を荒らしまわっているとの情報が入る。いつもの4人の連携でビッグバン達を撃退するが、ビッグバンは新たな刺客、ビッグ・バン・ローゼスを送り込んできた。果たしていつもの4人は勝てるのか!?

いつもの4人の絆を再確認する回です。
回想シーンが多いけど、それが気にならないくらい4人の友情がアツくて。
バトル中、いつも一緒にいるからこその弱点も露呈してしまうけれど、それすらも4人で跳ねのけていくチームとしての強さ。
リュウセイ、勝治、ケン、そしてマンソン…この4人の友情は永遠に続くんだろうなと思わせてくれるエピソードです。それ以上何も言えない。