好き#11 『赤い光弾ジリオン』

金曜ロードショーで風の谷のナウシカをやってまして。その流れでアニメーターのなかむらたかしさんが話題になっていました。

なかむらたかしさんといえばナウシカやAKIRAでの仕事が有名だと思うのですが、俺の中ではジリオンのオープニングが特に印象に残っているんです。

というわけで『赤い光弾ジリオン』の話。
こちら1987年の作品です。マジか。本気の昭和じゃん。

『赤い光弾ジリオン』とは

西暦2387年。第二の地球と呼ばれる殖民惑星マリスが、侵略者ノーザ星人の襲撃を受けた。圧倒的な戦力差に瞬く間に劣勢に立たされた人類であったが

みたいなストーリーはありますが、当時セガから発売された光線銃のおもちゃとタイアップした、いわゆる販促アニメです。

これがジリオンの現物。銃から出る光線を胸あてで感知して銃撃戦ができる未来のホビー。
光線銃のおもちゃは色々あったけど、それで実際にバトルができるっていうのが子供心に衝撃だった。これが21世紀か…と思った。持ってなかったけど。
アニメでは10話くらいで早々にモデルチェンジして、当時はそれもワクワクしたけど今見ると大人の事情を感じるな…(上の写真は後期型)。

キャラクター

主役は特殊部隊に所属するJJ・チャンプ・アップルの3人で、その掛け合いがルパンほどお洒落すぎる感じでもなく、でも軽妙で楽しかったな。関俊彦さん・井上和彦さん・水谷優子さんのキャスティングもハマってた。
もちろん大人になってから観ても十分に面白かったけど、主役よりも脇役に気持ちが入ってしてしまった。みんないいキャラしてるんだ。
あと敵役。ライバルのバロン・リックスが、当時はただ悪いヤツだと思っていたけど改めて観ると悲哀を感じるいいキャラなんだよな。こういう認識の変化、小さい頃見てたアニメを見返す時あるあるなのかもしれない。

メカニック

光線銃の販促アニメなんだけど、その他のメカニックもかっこよかった。
任務に合わせてコンテナを変える輸送機もチビッコ心にビシビシきたけど、バイクからパワードスーツに変形するトライチャージャーっていうメカが特に好きだった。

そうそう、こんな感じ。
っていうかこんなフィギュア出てたんだ!完成度たけぇなオイ!って思ったら3か月後に発売予定らしい。令和の5年だぞ…?
にしても、当時はこういうバイクから変形するメカが流行ってたのかな。モスピーダとか、メガゾーンのガーランドとか。

アニメ作品として

小さい頃は何となく観てたけど、改めて観返すとアニメーションのクオリティが妙に高い。
オープニングは冒頭で書いた通りなかむらたかしさんだし、その他の参加アニメーターも沖浦啓之さんや黄瀬和哉さん等々、俺も知ってる錚々たるメンツ。もちろん当時はそんなことつゆ知らず観てたけど、めちゃくちゃ豪華だったのね。
後になって調べたにわか知識だけど、この作品はProduction I.G設立のきっかけになったり京都アニメーションの実質のデビュー作だったりするらしい。そういう意味では日本のアニメ史上でも割と重要なポイントにいるんじゃないのか?と思ったり。

あとはOVAでパラレルな続編が出てたり、ドラマ音源が出てたりもしてるそうで。ドラマはいわゆる声優無法地帯な感じらしいんだけど、聴いたことないんだよな…。詳しい人がいたら教えてほしいところです。

おしまい

というわけで『赤い光弾ジリオン』の話でした。
他にもマイケルジャクソンが気に入っててPVにアニメ映像が出てる話とか、オープニングテーマがすごい名曲とか、ファンタシースターオンラインにそれっぽい銃が出てくるとか、色々あるけどこのへんで。
今回この記事を書くためにあれこれ調べたけど、調べれば調べるほど今も熱いファンがいる凄い作品なんだと思いました。もちろん俺もその一人ですし。当時はインターネットなんてなかったからこんなに同士がいるとは思わなかった。

そんな同士たちは今、インターネットで何を調べてるんだろう。

お前らさぁ。