流れない水と、溢れだす「意」

今朝の5時頃、突然流れなくなりましてね。涙が。この身体から。1滴たりとも。
どんなに悲しくても流れないので、もうそういう人として生きていこうかと思ったんですけど、この話は嘘なんです。
本当はトイレが流れなくなりまして。レバーを→に回しても←に回しても→←↙↓↘→+Pに回しても、ウンともスンとも覇王翔吼拳とも言わなくなっちゃって。

とりあえず警備会社がやってるサポートセンター的なところに電話して「これこれこういう事情で覇王翔吼拳を使わざるを得ない状況でして…」みたいな話をして業者さんを手配してもらうことになったんですけど、業者さんが捕まるのが朝8時半過ぎで、家に来るのは9時過ぎるかもと言われまして。
それでも随分早いとは思うんですけど、今は朝5時。仮に業者さんが9時に来るとして、あと4時間。

耐えられるのか…?「意」に…。

生きてる限り、どうしても「意」はやってくるわけじゃないですか。何をかは言わないけど、そういう「意」が。催し物(エンターテインメント)が。あるわけじゃないですか。
4時間だったらギリ耐えられる気がしなくもないけど、これがもし耐えられない場合はどうすればいいんだ…?死ぬしかないのか…?
なんてことを考えてたら焦ってきちゃって。落ち着くためにとりあえず手元にあった水を飲んじゃって「しまった近づいた」なんて思ったりして。

まあ焦っても仕方がないので、インターネットを開いてこんな検索をするわけです。

そうすると、SEO対策に長けた業者さんのページの下に生活Q&Aみたいなページが出てきて、応急処置のやり方とかが書いてあったりするんですよね。
で、見たら「貯水槽の中のチェーンが外れてる場合は、掛け直せばOKです!」みたいなことが書いてあるんです。
何を気軽に言ってくれちゃってるんだと。こっちは真剣に悩んでるのに。そんなあっさり直るなら業者なんて呼んでないんだよこっちは。
で、とりあえず貯水槽を見てみたらチェーンが外れてまして。掛け直したらあっさり直るという。気軽なアドバイス、マジ有効。ありがとう見ず知らずの誰か。あなたのお陰で救われる命がここにありました。

でもどうしよう。業者さん呼んじゃったよ。
このままじゃ「直ったトイレのレバーを確認するため」という、果てしなく無駄な行為のために業者さんが来てしまう。
というわけで、早速サポートセンターに電話し直して「これこれこういう事情で覇王翔吼拳を使わなくて済みまして…」と伝えました。ありったけの謝罪の「意」を込めて。