俺の心の3つの「今だからこそ響く90年代B’zの歌詞」

様々なテーマの「俺の心に浮かんだ3つ」を挙げていきます。
今回は「今だからこそ響く90年代B’zの歌詞」。時代が変わっても…いやむしろ当時よりも今、あの頃の稲葉さんの言葉は預言のように響き渡るのです…。

いたれりつくせりの　よくできた部屋で　アタマに脂肪がついてくる

『The 7th Blues』収録『おでかけしましょ』からの一節。
本屋とテレビで得た情報だけで物事を知った気になっているヤツに、タイトル通り「おでかけしましょ」と促す歌。

当時と今とじゃ情報収集の手段も違えば手に入る情報量も全然違うけれど、だからこそ、一層この歌詞のリアリティが増している気がします。
この曲はこのフレーズに限らず全部が今の時代を見通しているような歌詞になっているので、もし聴いたことない方はぜひ一度聴いてみて欲しいです。

無菌状態に慣れ過ぎ　みんなあちこち弱ってる

『さまよえる蒼い弾丸』より。
歌詞の中での意味とは違うかもしれないけれど、SNSなんかで、このフレーズに近い状況が起こっているんじゃないかと。
同調する意見ばかりに囲まれた状況に慣れ過ぎて、いざ違う価値観が出てきたときに過剰な拒絶をしてしまうような。そういうのも、あちこち弱ってるせいなのかなと思ってしまうのです。

ふたりでひとつになれちゃうことを気持ちいいと思ううちに　少しのズレも許せないせこい人間になってたよ

『LOVE PHANTOM』2番のサビ。
曲中ではもっと直接的な意味で歌われているとは思うのですが、『さまよえる蒼い弾丸』と同じように、SNS時代の人の在り方に当てはめて考えることができるんじゃないかと思うのです。
だから聴いてくれ。「イントロが長い」とか言わないで。そんなに長くないから。いや嘘、長いかもしれない。けど聴いてくれ。