ときメモをやったばっかりだからこんな風に見えちまうよ。
というわけで長らく続けてきたウテナの感想も最終回。
少し時間が空いてしまったのは、正直、踏み込む勇気が出なかったから。「そんな大したものかよ」と思うかもしれないけど、1話1話ちゃんと作品と向き合うと、なんというか「畏れ」のような感情が出てくる。
ただ、観ないことには終わらないので観ていきます。
- ウテナが森の中の王女様になっちまった…。
- 冬芽と莢一とサイドカーとサボテン。
- ここまでくるとギャグも狂気に見えてくるよぉ。
- ときメモGS黙示録?ウテナは冬芽の爆弾処理してるの??
- 冬芽は結局莢一ルートだった。
- 次回予告から不穏すぎたけど、やっとアンシーの素が出てくるの?
- ウテナ、暁生とアンシーの現場を見ても脳壊れてなかった。
- 七実様…このなんとも言語化しづらい世界に舞い降りた神…。
- え、夢…?
- 今まで黙ってたけど言うね。難しい。あと2話でしょぉ…どぉなるの…?
- バッドエンドifルートみたいな話がずーっと続いてる。
- ルート戻った?
- 世界の果ての正体…。
- 暁生「何を言ってるか分かってるのか?」ウテナ「分かってるさ!」俺「お、おお、俺も分かってる」
- 俺「すいませんでした」
言葉がねえわ。
感無量とかカタルシスとか、そういうのとはまた違う言葉のなさ。
俺はウテナの前であまりに無力。その無力さ故に言葉がねんだわ。
とても難解で、きっととても計算された作品なんだと思う。当然その場その場のライブ感もあるんだろうけれど、その土台には作品全体を貫く哲学があるんだと思う。
「思う」ばっかりで何ひとつ断定はできないけど、最後の最後で出てきた「この薔薇があなたに届きますように」というスタッフからのメッセージを見て、自分なりに少しだけこの作品が分かった気がした。
薔薇は、作中で最もよく出てくるモチーフ。
デュエリストの胸に挿した薔薇。突如画面に表れてクルクル回る薔薇。何ならこの記事のアイキャッチ画像も薔薇づくし。
じゃあ「この薔薇があなたに届きますように」の薔薇ってどの薔薇?ってなるけど、この作品を観て、それぞれに抱いた感情こそが薔薇の正体なんじゃないかと。
見る人によって違う、何なら同じ人が見ても見返すたびに違う色で咲くような、そんな薔薇こそが『少女革命ウテナ』という作品なんじゃないかと。
そういう作品だからこそ今も支持されているんだろうな。俺も毎回翻弄されながらとても楽しい視聴体験をさせていただきました。ありがとうウテナ。ありがとうスタッフの皆さん。どこいった暁生の婚約者。
というわけでTVアニメ『少女革命ウテナ』の感想はこれにておしまい。
次回、劇場版『アドゥレセンス黙示録』でお会いしましょう。