俺の目はフシアナさんでしたわ

レトロゲームを見てきましたわ。
前に「レトロゲーム、言うほど高騰してない」みたいなこと書いたけど、してますわ。確実に。懐古主義者の嗜好品の枠をとっくに超えてますわ。

低価格帯から高価格帯までまんべんなく高くなってるけど、中でもガラスケースに入ってるような「プレミアソフト」が天井知らずになってる。
例えば、俺のYouTubeチャンネルで雑談のお供にしている『LSD』。

値札を見ると「¥1035」って印字されてるの。「せんさんじゅうごえん?」って思うじゃん。でもね、その横に手書きで「10」って書いてあるの。じゅうまんさんぜんごひゃくじゅうえんにデジモン超進化してやんの。show me your brave heartじゃないっつの。こっちは秒でbreak heartだわ。

600円出せばダウンロード版で遊べるゲームが10万円って、もはや買う側も遊ぶためではないじゃん。っていうことはつまりコレクターアイテムとしての価値としてっていうことだと思うんだけど、それにしてもじゃないですか?
だって値段にラベルが追い付いてないんだぜ?手書きで付け足すくらいなんだから。これがもしドラクエのHPだったらどうですか。「HP999」の横に手書きで99足して「俺のHP99999だから」が通りますかって話ですよ。オリジナルバトエンだってもうちょっとわきまえて作ってたわ。

とは言っても、元々10万越えのソフトっていうのは結構あるのよ。
でもそれも多くは「ロックマンのボスキャラに採用された人だけがもらえるカセット」とか「1000名限定でプレゼントされた金ピカのZガンダムのカセット」とか、本当にコレクターアイテムって感じのやつでさ、こっちも納得だったのよ。ショーケースのトランペットを眺める少年みたいな気分でいたの。それが今や、プレミアソフトのバーゲンセール状態ですよ。だったら本当にバーゲンセールしてくれ。

お店とか、市場は悪くない…と思う。思いたい。吊り上げ過ぎじゃない?って思わないこともないけど、需要と供給のバランスを見て決めていることだと思うから。まあ、ある程度高騰するのは仕方ない。いずれ落ち着く時が来るかもしれない。

…まあ、そんな愚痴はいいんだよ。
そんなことより今日はゲーム機本体を見に来たんだ。ゲームボーイライト。

初代ゲームボーイからゲームボーイカラーの過渡期に生まれたバックライト仕様のゲームボーイ。メーカー希望小売価格 6,800円(税別)。

この青緑に光る液晶画面がカッコいいんだよな。
当時はそこまで惹かれなかったけど、今になって無性に欲しい。
これで遊ぶ聖剣伝説とか格別だろうなあ。怒られないように布団の中に入ってさ。怒ってくれる人なんていないのに。
おいくら万円なんだろ。まあ、定価が定価だしそこまでは

値段:よんまんにせんえん。

バーカバーカですわ!!