【ウソネタバレあり】ブラック直撃世代がブラックサンを観た

『仮面ライダーブラックサン』観ましたよ。
面白かったです。終わり。以下余談。

良かった。ほんと。なんかこう、全体を通して微妙にツッコミどころがある感じというか。良い意味で「当時の特撮感」があって、それが凄く良かった。
演出も今のニチアサみたいにCGバリバリな感じじゃなくて(実際はバリバリなんだろうけど)、ちょっと舞台演劇っぽいというか。アナログな、人の手で作ってます感が観てて心地よかったな。

物語は政治が中心の、しかも割と作ってる人の思想が透けて視えるような感じだったけど「まあ、そういう人が作ってるんだな」って感じで観れば特に気にならなかった。ただ、総理大臣役のルー大柴が一向に英語を喋らないのが物凄くモヤモヤした。「ゴルゴム、トゥギャザーしようぜ」を聞かせてくれよ!

あとは、シャドームーン役の中村倫也さんが格好良かった。ラストに向かうにつれどんどん格好良くなってった。
元々俺がブラックよりシャドームーン好きっていうのもあるけど、その贔屓目を抜きにしても良かったな。声が良い人は特撮映えする。
俺の中ではアオイホノオの赤井役のイメージで、あの時も裸になってたけど今回も倫也は裸スタートだった。中村倫也は裸男優。

もちろん主演の西島秀俊さんも素晴らしかったな。
ここからはネタバレになっちゃうから、気楽に書いていいものか迷うけど…。

この作品の世界では、ブラック・シャドームーン含む怪人は「ヘブン」と呼ばれるゼリー状の何かしらを摂取することによって若さと力を保ってるんだけど、西島さんはそれを摂らずに50年の時を過ごしてて…。
でも最終回、親友であるシャドームーンとの因縁に決着をつけるために…ついに手に取るんですよね。アイスボックスを。そしてマラソンしながら敵の本拠地へ向かうという。
そこで流れるあの歌

「Dan shoo bee 恋を感じたら~!Dan Dang引かれあう季節~!」

で、興奮はクライマックスですよ。完全に当時のこのシーンのオマージュ。

なんでこんな嘘つくの?

でも、最終回のオープニングはブラック世代には刺さるやつ。これはほんと。