左手デバイスを求めて

元日、妹が「誕生日プレゼント」と言ってamazonギフトカードをくれた。
姪っ子にあげたお年玉と同額だったので「これじゃ実家に帰ったんだか金券ショップに行ったんだか分からないな」「いや、さすがにそれは分かるだろ」「俺は確かに実家に帰った」「いや、本当か？」「もしかすると実家が金券ショップになっていた可能性も？」「そんなんどーだっていいから冬のせいにして暖め合おう」等の思考が頭を駆け巡る。

とにかく臨時収入だ。こういうのはパッと使ってしまうに限る。
でも何に使おう。

電・磁・力に詳しい左手

左手デバイスじゃない？

左手デバイスとは

キーボードやマウスとは別に、入力補助として使用するデバイス。
一口に「左手デバイス」と言っても、キーだけのモノやダイヤルの付いたモノ等、その種類は様々である。

確かに左手デバイスがあれば動画編集や画像編集に便利という話を聞いたことがある。ある気がする。
左手デバイスが無かったせいで夢を諦めた仲間を何人も見た。見た気がする。

というわけで、使い道は左手デバイスに決定。
早速、どんなものがあるのか見てみよう。

テンキーっぽいやつ

テンキーっぽいやつというか、テンキーだ。
でもこれもキー設定をすれば左手デバイスとして使えるらしく、むしろメーカーも左手デバイスとしての需要を見込んでいるらしい。ドンキのアダルトグッズコーナーに電気マッサージが置いてある現象と同じだ。同じか？

ダイヤルのついたやつ

左上に「ワンダースワン用ビートマニア専用コントローラー」みたいなダイヤルがついているタイプ。
右側だけ見ると社会に馴染めないテンキーって感じだけど、左のダイヤルのお陰できっと自分の居場所を確保できているんだと思う。Bluetoothにも対応しているみたいだけど「有線で使わないとキー設定できない」みたいなレビューもあって「そういうところだよ、馴染めないの」と思った。実際どうなんだろうか。

ただのスティックっぽいやつ

もう、スティック。心からスティック。ネオジオライクなスティックが1本あるだけ。
これ、どう操作するの？って思ったけど「回す」「倒す」「押す」だけで多彩な操作ができるらしい。
本当に？って思うけど、鉄人28号もレバー2つにボタン3つのシンプルなリモコンで多彩な操作ができていたし、これもそういう感じなんだろうか。習熟する過程で上達感やロマンを感じることができるアイテムなのかもしれない。
慣れたら覇王翔吼拳コマンドで塗りつぶしとかできるのかな。入力難度と機能のバランスちゃんとしようぜ。

もうなんだか分からないやつ

ボタンやらダイヤルやら、とりあえず思いつくもの全部付けてみましたみたいなやつ。
このスイッチの大群、何かっぽいなと思ったらピープルの知育玩具「いたずら1歳やりたい放題」だ。あれの大人版で、しかも実用性があるんだったら最高じゃん。
漫画家さんが実際に使ってみた体験マンガをツイッターでめちゃくちゃ見かけて、口々に使いやすいって言ってるから惹かれるんだけどなー。高いんだよなー。妹からのアマギフをコツコツ貯めて買おうとすると6年くらいかかる。その頃には姪っ子もJK1とかになっちゃうからお年玉の出費の方が多くなってしまう。それはキツいし、姪の年齢を「JK1」って表現する伯父さん凄く引く。

いっそゲームパッド

もう、いいじゃない。ゲームパッドで。どうせこの形が一番馴染んでるんでしょ？どうせ。
なんてヤケクソ気味に言っているけど、実際左手デバイスとして人気があるらしい。何ならVtuberの動作制御に使ったりすることもできるらしい。
確かにボタンも多いし、どうせこの形が一番馴染んでるし、選択肢として全然アリだな。

全然決まらん。
見れば見るほど決まらんわ。