ウルトラマンブレーザーが面白かった話

久しぶりにドラマを観ています。知っていますか?ウルトラマンっていうんですけど。

本当に久しぶりにちゃんと観たけど、こんな面白いの?ってちょっとびっくりしてる。
幼少期以来ウルトラマンを通ってこなかった人間だから理解度低めだと思うけど、書く。

まず思ってたよりだいぶミリタリー感が強かった。
1話冒頭で主人公たち特殊部隊が怪獣めがけて降下してくんだけど、なんかもう平成ガメラとかそのへんのちゃんとした特撮のミリタリー感だった。そういう映画を見てるんじゃないだろうかっていう。
で、途中で唐突に変身アイテムが現れて一気に「あ、これウルトラマンだったわ」ってなるんだけど、主人公のリアクションも「え?何!?」みたいな感じで、変な言い方だけど唐突さが自然で、置いてきぼりにされなくてよかった。

そこからはウルトラマンのアクションパートになるんだけど、このウルトラマンブレーザーは戦闘スタイルがまた独特で。なんか、ゴリゴリの武闘派なの。
俺の知ってるウルトラマンのファイトスタイルは「怪獣の攻撃を連続バク転でかわして、キックやチョップで応戦しつつ、光線技でシメ」みたいな感じだったけど、全然違った。
ビルによじのぼって、めっちゃ巻き舌で煽る。小ジャンプ連打で煽る。そして怪獣の胸をはがして、光るヤリみたいなのを投擲してシメ。
もう、ブレイキングダウンじゃん。このウルトラマンたぶん「そこ試合決定で」って言われてる。ブレイキングダウン見たことないから完全に勘で話してるけどゴマキの弟も同じことしてた。

あとは単純に話が面白い。
物語はまだまだ謎だらけなんだけど、シンプルにセリフ回しが面白いから楽しく観れる。
セリフはただ面白いだけじゃなくてちゃんと情報量も多いし、その情報も専門用語を羅列する系じゃなくてシチュエーションで語ってくれる感じが巧い。
例えば主人公は特殊部隊の隊長なんだけど「くだけた性格だけどふざけてはおらず、部下の信頼が厚い」みたいなことを、隊員とのやり取りでしっかり描いてくれる。
変身したウルトラマンが「え、何…?」みたいな感じで自分の手を見つめるシーンとかも、そこにドラマがあるんだろうな。今後解明されていくのが楽しみだな。ってなってる。

もっとウルトラマンや特撮全般が好きならもっと解像度高く観られるんだろうなーって思うと、ちょっと悔しいやら羨ましいやら。
とにかく、ホント久しぶりに「ウルトラマン観よう」と思う楽しさだった。その一方でちびっこはついてこれるのか?とちょっと心配になった。
でも、ちびっこはついてくるとか来ないとかじゃないよな。面白いものはちゃんと分かるし、子供だましと分かったらちゃんと食いつかなかったりするし。きっと、作り手が子供を信じて真摯に作ってるんだろうな。大人でも楽しかったです。

あと、1話の舞台が池袋だったけど被害が少なくてよかった!もう2駅いってたらライブできないところだったからね。
というわけで、8月15日の巣鴨のライブよろしくお願いします。