関ジャム見てた

BUMP OF CHICKEN特集の回。
ゲストが錚々たるメンツなんだけど、皆「バンプオブチルドレン」って感じで、思い思いに好きを語っている姿が印象的でした。もれなくファンの顔してた。

俺はバンプをめちゃくちゃ熱心に聴いてきたわけではないからファンの方の前でああだこうだと語れるようなことは何もないのだけど、人並みには聴いてるし、やっぱり好きですよ。特に藤原さんの書く歌詞が好き。単品のワードセンスも勿論なんだけど、言葉同士の繋がりというか、言葉の持っている引力・斥力を非常に巧みに使っているイメージ。
分かりやすいところだと『ray』のサビ前

寂しくなんかなかったよ ちゃんと寂しくなれたから

これ、普通だとなかなか出てこないというか。
自然に考えたら”寂しくなんかなかったよ”の後は順当な言葉が続くと思うんです。例えば”君を信じているからさ”とか。
図にするとこんな感じ。

自然な繋がりで、順当に感情を運んでくれる感じがする。

でも『ray』の場合”寂しくなんかなかったよ”の後に”ちゃんと寂しくなれたから”と、真逆の言葉がくる。
図にするとこう。

一旦逆サイに走ることによって、感情の移動距離をめちゃくちゃ稼いでくる。結果、爆発力も強くなる。

分かりやすく一例を挙げたけど、バンプの歌詞はこういうフレーズがたくさん出てくる。
こういうのって「テクニック」として狙って書き出すと手癖っぽくなっちゃったり下心が透けてきちゃうものだけど、そういうこともない。そこが凄いところだと思う。

ということを番組内で簡潔に話してくれてたので、藤原さんについてもう特に言うことはないです。あるならなんだろう、奥さんがめちゃくちゃ可愛いところが凄いと思います。