とろみの正体

袋麺を作ったんです。俺と言ったら袋麺みたいなところがあるので。

知ってますか?
麺を茹でるためのお湯を沸かす時、重曹を少し入れると、麺の食感が良くなるんです。
その代わり、スープ用のお湯を別に用意する必要があるんですけどね。
袋麺豆知識です。

まあ、面倒だったので普通に作りました。
で、食べたんですけど…麺に、足した覚えのない「とろみ」がついてるんです。

普通に作ったはずなのにどうして。
作った時、何か変わったことはしてないか?
余計なものは入れてないか?
ラーメンを作る前は何をしていた?
思い当たることと言ったらボディソープの詰め替えを盛大にしくじって手がヌルヌルになってしまったことくらいだけど絶対にそれじゃん。

絶対にそれじゃん。

手は洗ったけど、まだ若干ヌルヌルが残る手で麺を取り出し湯に投入したんだった。Q.E.D。
謎が全て解けてから改めて麺を口にしてみる。さっき感じたとろみはむしろ思ったほど感じない。
食べた時点でまだ手が少しヌルついていたのと、口にした瞬間に感じた本能的なヤバさみたいなものが脳で混ぜ合わさった結果「麺にとろみがついている」と錯覚したのかもしれない。そんなことあるか?

分からないけれど、とにかく食べ進めるごとに脳に危険信号が届く。
とろみをつけたい時はボディソープより片栗粉がオススメ。袋麵豆知識です。