そう考えると「うるう日生まれの人」って「時空の狭間より生まれ出でし民」って感じしませんか?
俺は全くそうは思いませんが、とにかく「せっかく4年に1度にしか来ない日なので、特別なことをやろう」と思い立ちまして。
「いやでも待てよ。俺、うるう日にそんな思い入れないよな」
「そもそも4年に1度しか来ない日だから何だと言うんだろう」
「仮に特別な日だとして、むしろそんな日に“普通”なことをするというが、巡り巡って“特別”ということなのではないだろうか」
と、屁理屈パティシエがミルフィーユ状に屁理屈を重ねた結果、劇場版ドラえもんを見てました。
改めて見返して思ったことは「俺そんなドラえもん見てきてねえな」ということです。
大体の作品が「いとこの家で見た」とか「遠足のバスで見た」程度なので何も分からないし、逆に何を見ても新鮮。
分かってることはただひとつ。
「エンディングテーマが武田鉄矢」
これだけ。これは絶対間違いない。
今観てる『ねじまき都市冒険記』もそう。
急にYAZAWAが流れてきてショック死するかと思いました。
96年というと、元側近による横領事件が発覚する直前でしょうか。
ドラえもんばかり見ていたら「あんなこといいな、できたらいいな」という邪な欲望と「でも無力な俺には何もできない」という絶望ばかりが募ってきたので、気分転換に何も考えないで済む映画を見ました。
『いかレスラー』です。
何も考えないで見たので、感想も何もありませんし、それでいいんじゃないかと思いました。