俺は蓬莱学園に通いたかった

知っていますか、蓬莱学園。

東京の南1800kmに浮かぶ島に存在する、生徒数10万人のマンモス高校。
っていう設定の、1990年に存在したネットゲームの舞台です。
「ネットゲーム」と言っても当時はインターネットなんて普及してないので手紙のやり取りで進めるんです。何千人というプレイヤーが毎月「今回はこの行動をします」って手紙を送って、それによって物語が進んでいくという。俺はそんなゲームの舞台になった蓬莱学園に通いたかった。

というのも、今さらこんな記事を読んでしまいまして。

当時の運営さんとプレイヤーさんが蓬莱学園を振り返る記事なんですけど、読み進めるほどに「俺も通いたかった」の気持ちが強くなってしまって。
だって情報交換のオフ会のために日本全国を駆け回る人とか、ゲーム内でのクーデターの話を駐屯地でしてたら本当にクーデターの疑いをかけられちゃった自衛官とか、そんな濃いユーザーが集まるゲーム、絶対楽しいじゃん。
俺が鼻水たらしながら熱血高校ドッジボール部をやっていた裏で、そんな刺激的な世界が広がっていたなんて。

出身者も錚々たるメンバーで。ことぶきつかささんとか、ネギまの赤松健さんとか。他にもいっぱい。サブカル界のSAPIXかよ。
もし蓬莱学園がなかったらハッピーマテリアルがGOしなかったかもしれないし、セイバーマリオネットのほっぺが溶けてなかったかもしれない。

参考ほっぺ画像。

もし小学生時代の俺がリアルタイムでこのゲームに参加してたらどうなってたんだろう。
多分「中庭のサルビアの蜜を全部吸う」とか「デカいねり消しを作る」みたいな行動ばっかしてたんだろうな。見た目は子供、頭脳も子供だから。大人しく熱血高校ドッジボール部やってなさい。